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【ウマ娘】キタサンブラック元ネタ解説

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【ウマ娘】新衣装キタサンブラック実装

12月29日に[真打・慶鶴之志]キタサンブラックが実装されました。キタサトちゃんがセットで実装なのは分かるのですが、このタイミングはアニメの3期の前振りかと期待してしまいます。

新衣装は年末年始らしい豪華絢爛な和風衣装となっています。

キタサンブラック(ウマ娘)のプロフィール

では、さっそく、キタちゃんがどういうウマ娘なのか紹介していきます。

名前:キタサンブラック(CV:矢野妃菜喜)
誕生日:3月10日
身長:162cm
体重:もりもり成長中!
スリーサイズ:B85・W56・H88
靴のサイズ:左右ともに23.0cm
学年:中等部
所属寮:栗東寮
お祭り大好き!元気で明るい人情はウマ娘。
困っている人を見れば助け、悩んでいる人には話を聞き……
たくさんの人に慕われる優しい子だが、たまにべらんめぇ口調が飛び出す。
そんな彼女は夢をいまだ知らない。
だからまっさらなまま笑顔で走る。
眩い光にあふれる未来へ向かって!

もりもり成長中と女の子としてはデリケートな体重問題ですが、実在の幼駒時代は細めだった馬体がデビュー時には510kgまで成長し、今度は大きくなりすぎることを心配されたエピソードからかと思われます。

父親が演歌歌手

馬主が演歌歌手の大御所・北島三郎氏(名義は北島音楽事務所の母体・大野商事)であることは有名ですよね。ウマ娘でもその関係を踏襲して、父親が演歌歌手となっています。

勝負服がお祭り衣装風なのも、北島三郎氏が大きいレース後に「まつり」を歌ったことや、北島三郎氏が時代劇「暴れん坊将軍」で火消しの元締である「め組」の頭を演じていたこともあり、江戸っ子気質な面はここからきていると思われます。

憧れのトウカイテイオー

アニメ版やゲーム版の作中で、トウカイテイオーとメジロマックイーンに強い憧れを持っているという設定がありますが、活躍した時期や血統的なつながりはなく、接点のないように思えますが、繋養されている社台スタリオンステーションで、テイオーとマックイーンが引退後に住んでた馬房が隣同士で、それぞれの馬房にキタサンブラックとサトノダイヤモンドが住んでる(2022年現在)ということからと言われています。

サクラバクシンオーとの絆

キタサンブラックとサクラバクシンオーはアニメ版においては絡みが全くありませんでしたが、『1st Anniversary Special Animation』では、「運命的な何かを感じる」と言ってキタサンブラックを勧誘しようとしていました。ゲーム版でも育成シナリオでクラシック期に彼女を牽引する頼れる先輩として登場しています。この関係はキタサンブラックの母シュガーハートの父がサクラバクシンオーであることからきています。

実在馬の情報

実在馬としてのキタサンブラックの情報を見ていきましょう。

登録名:キタサンブラック(Kitasan Black)
性別:牡馬
毛色:鹿毛
誕生日:2012年3月10日
登録日:2014年12月25日
抹消日:2018年1月8日

馬名は北島三郎氏の冠名に父親であるブラックタイドの名前の一部を取ったものです。ブラックタイドはディープインパクトの全兄(父母親が同じ)なので、ディープインパクト産駒であるサトノダイヤモンドとは従兄の関係にあるといえます。

戦績

生涯成績:20戦12勝
獲得賞金:18億7684万3000円
表彰歴
・2016年-JRA賞年度代表馬
・2016年-最優秀4歳以上牡馬
・2017年-JRA賞年度代表馬
・2017年-最優秀4歳以上牡馬
・顕彰馬
主な勝ち鞍
・2015年-菊花賞 GI
・2016年・2017年天皇賞(春)GI
・2016年-ジャパンカップ GI
・2017年-大阪杯 2017年 GI
・2017年-天皇賞(秋) GI
・2017年-有馬記念 GI

略歴

キタサンブラックは、北海道沙流郡日高町・ヤナガワ牧場にて生まれ、同牧場と50年以上付き合いのある北島三郎氏によって購入されました。「顔が二枚目。僕とよく似ている」「目も顔も男前で惚れた」という理由でしたが、細めだった馬体ということもありG1を取るほどの期待はされていなかったようでした。

実際に、3戦目のスプリングステークス(G2)を勝って皐月賞の優先出走権を取るまでは、クラシック登録されておらず、このレースの勝利によって追加登録料200万円を払ってクラシック戦線に挑むこととなりました。

クラシック戦線では皐月賞2着と好走するも、ダービーでは生涯唯一の2ケタ着順となる14着に大敗。そして最後の1冠・菊花賞で初のG1タイトルを勝ち取りました。

ちなみに、キタサンブラックはデビューから1年以上1番人気に推されたことがなく、菊花賞を勝った同年の有馬記念では4番人気(3着)と好走してますが、翌年4月の産経大阪杯(G2)では5番人気(2着)に留まり、続く天皇賞春では2番人気で春の盾を獲得しても、次走の宝塚記念では2冠馬ドゥラメンテに次ぐ2番人気に留まりました。

キタサンブラックが初めて1番人気に推されたのは、12戦目の京都大賞典。以降9戦のうち2016年の有馬記念でサトノダイヤモンドに1番人気を譲った以外は全て1番人気に支持されていますが、。

いまでこそキタサンブラックといえば、華々しい戦績を残したスターホースというイメージが定着していますが、当時は父であるブラックタイドは自身はG1未勝利、母のシュガーハートはデビューしていない未出走馬で、さらに母父に超一流馬とはいえ、スプリンターのサクラバクシンオーがいることから、中長距離で活躍するには血統的にも裏付けが少なかったことも注目されなかった要因の一つといえます。

しかしながら、獲得賞金18億7684万3000円はJRA歴代2位(2022年現在)。2020年6月9日に34頭目のJRA顕彰馬に選出されるなど、歴史に名を刻む馬となりました。

育成ストーリーでキタちゃんがデビュー当時の無名から大出世をして、エンディングでは後進のウマ娘たちを指導しているという展開は、種牡馬として今後の日本競馬界の発展を担ってほしいという願いが込められているような気がします。

新衣装でCM

さて、そんな新衣装でのキタちゃんですが、今回実装された年末年始無料100連のCMが配信されています。

 

もはや隠す気が全くないほど越後製菓のCMまんまですね(笑) そのうちマツケンサンバのパロディを歌いだしたらどうしよう(笑)

 

今回は新衣装・サトノダイヤモンドも同時に実装されていますので、そちらの記事もあわせてどうぞ。

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