【ウマ娘】ホッコータルマエ実装
2023年1月9日に[スター・ライト・シップ]ホッコータルマエの実装が発表されました。実装が待ち望まれている子たちもいますが、比較的早い実装ですね!ちなみにサポートカード未実装の状態で育成実装されたのは、ワンダーアキュート以来7人目です。
ホッコータルマエ(ウマ娘)のプロフィール
では、さっそく、タルマエちゃんがどういうウマ娘なのか紹介していきます。
誕生日:5月26日
身長:162cm
体重:増減なし
スリーサイズ:B86・W56・H85
靴のサイズ:不明
学年:不明
所属寮:栗東寮
苫小牧からやって来たローカルアイドルウマ娘。
その熱い郷土愛は地元の人々から正式に『とまこまい観光大使』に任命されるほど。
自分の走りとライブで苫小牧をPRすべき、日々真面目に試行錯誤中。
真面目過ぎて迷走しがちなのが玉にきず。
とまこまい観光大使
実在のホッコータルマエも苫小牧市・観光協会により「とまこまい観光大使」に任命されています。また応援歌が作られ、CDが全国発売されています。
曲名は「ダートの星☆輝け!ホッコータルマエ」、「タルマエ讃歌~ありがとう~」の2曲で
前者は2016年にドバイワールドカップへ3度目の挑戦をするとき、後者は史上初のGI/JpnI10勝を達成を讃えるもの。
歌うのは、こちらは歌うのは苫小牧市在住のシンガー・ソングライター、かんばやしまなぶ氏。祝勝会で披露するなど関係者公認のもの。
実在馬の情報
実在馬としてのホッコータルマエの情報を見ていきましょう。
性別:牡馬
毛色:鹿毛
誕生日:2009年5月26日
登録日:2011年7月6日
抹消日:2016年12月10日
戦績
生涯成績:39戦17勝(中央:17戦6勝/地方:19戦11勝)
獲得賞金:11億1459万1800円
主な勝ち鞍
・2014年 チャンピオンズカップ G1
・2013年/2014年 東京大賞典 G1
・2014年~2016年 川崎記念 Jpn1
・2013年 かしわ記念 Jpn1
・2013年/2015年 帝王賞 Jpn1
・2013年 JBCクラシック Jpn1
・2013年 アンタレスステークス G3
・2012年 レパードステークス G3
略歴
ホッコータルマエは2012年1月14日に京都競馬場の第3レース(ダート1400m)でデビューしましたが、16頭中の11番人気(単勝107.7倍)とあまり評価はされず、着順も人気通り11着に終わりました。しかし次走1月29日小倉競馬場の第2レースで9番人気ながら1着となり未勝利を脱出しました。
その後月1回出走というローテーションをこなし、8戦目となるジャパンダートダービー(Jpn1)に出走しますが、ハタノヴァンクールの5着に負けてしまいます。
そして中2週で挑むレパードS(GIII)では、最終直線で抜け出すと、猛追してくるナムラビクターをクビ差で躱し9戦目にして初重賞を獲得。デビューから半年で9戦4勝3着1回という成績で夏の休養に入ります。
ワンダーアキュートとの初対戦
秋の始動戦みやこSで3着になると、JCダート(GI)でワンダーアキュートと初の対戦となります。逃げるエスポワールシチーをマークする2番手でレースを進めるも、最期の直線で後方から差してきたニホンピロアワーズとワンダーアキュートの末脚に屈し3着と惜敗してしまいます。
フェアウェルSを2着、東海S(G2)を3着と勝ちきれないレースが続きますが、佐賀記念(Jpn3)の快勝を皮切りに、名古屋大賞典(Jpn3)アンタレスS(GIII)と重賞を3連勝し、続くかしわ記念(Jpn1)ではついにJpn1を獲得。そして帝王賞(Jpn1)ではJCダートで後塵を拝したワンダーアキュート、ニホンピロアワーズと再戦。見事リベンジを果たし、Jpn1を2つを含む重賞5連勝します。
秋は始動戦の南部杯(Jpn1)こそエスポワールシチーの2着になりますが、JBCクラシック(Jpn1)は後続に並ぶ間も与えず押し切って優勝(2着はワンダーアキュート)。次走JCダートは3着と着順を落としてしまいますが、中1週で挑む東京大賞典(Jpn1)では4角手前で進出したワンダーアキュートを直線でとらえ0.3秒差で優勝し、2013年を10戦7勝、2着1回3着2回と大躍進の成績を収め、NARグランプリダートグレード競走特別賞に選出されました。
コパノリッキーとの初対戦
翌2014年は川崎記念(Jpn1)を快勝すると、続くフェブラリーS(GI)でコパノリッキーと初めての対戦となります。そしてホッコータルマエ、コパノリッキー、ワンダーアキュートが揃った初めてのレースとなりました。
いまでこそこの3頭は横並び的な印象を受けますが、当時はホッコータルマエの2番人気(単勝オッズ3.6倍)に対して、コパノリッキーは16頭中の16番人気(単勝オッズ272.1倍)となっています。
コパノリッキーは兵庫Chsでは2着馬に6馬身も突き放して優勝し、同世代のダート戦線ではナンバー1の実力と目されていましたが、ホッコータルマエはすでに古馬との対戦で重賞を9勝しており、同世代だけの兵庫Chs(Jpn2)を勝っただけのコパノリッキーとは実績からしても天と地ほどの開きがありました。
さらに当年のフェブラリーステークスは豪華メンバーが揃ったレース、しかもコパノリッキーは骨折明けの近2走を凡走しており、まだまだ復調には時間がかかると評価されたこともしんがり人気の要因のひとつと思われます。
しかしレースではコパノリッキーが2番手を先行し、残り200m付近でもホッコータルマエに1馬身のリードで単独先頭という展開。
異例のスローペースの流れで足を残していたコパノリッキーのスピードは衰えず、懸命に追いすがるホッコータルマエは1/2馬身届かず2着に敗れてしまいます。
世界への挑戦ドバイワールドカップの挫折と栄光
その後ドバイワールドカップへ遠征するも現地の水が合わなかったか、最下位の16着に沈んでしまい、レース後はストレス性腸炎発症のため、現地の診療施設に入院。半年以上の休養を余儀なくされてしまいます。しかしその年の11月にJBCクラシックでひと叩きすると、チャンピオンズカップ、東京大賞典、川崎記念と3連勝し完全復活します。(川崎記念2連覇)
◆JBCクラシック
タルマエ:4着/リッキー:1着/アキュート:3着
◆チャンピオンズカップ
タルマエ:1着/リッキー:12着/アキュート:5着
◆東京大賞典
タルマエ:1着/リッキー:2着/アキュート:7着
川崎記念を快勝したあとは、再びドバイワールドカップへと遠征しますが5着に惜敗します。今回は大過なく遠征を終え、3か月後の帝王賞でクリソライトを0.2秒抑えて優勝。夏の休養をはさみJBCクラシック、チャンピオンズカップ、東京大賞典でコパノリッキー・ワンダーアキュートと対戦することになります。
◆JBCクラシック
タルマエ:3着/リッキー:1着/アキュート:未出走
◆チャンピオンズカップ
タルマエ:5着/リッキー:7着/アキュート:6着
◆東京大賞典
タルマエ:2着/リッキー:4着/アキュート:3着
※2015年の東京大賞典をラストランとしてワンダーアキュートは引退
明けて2016年は川崎記念を快勝し、約30年ぶり史上2頭目の川崎記念三連覇を成し遂げ、日本競馬史上最多となるGI(JpnI)競走10勝を記録しました。
その後3度目のドバイワールドカップ遠征に挑戦します。
ホッコータルマエは当時7歳。陣営は2016年いっぱいで引退を決めていたそうで、この年がホッコータルマエにとって最後の挑戦となりました。
最期の、三度目の正直にかける幸騎手は後方からの競馬を選択し、後半のコーナーで馬群の一番後ろのところまで後退するも必死に追って喰らいつきますが、9着入線に終わりました。
帰国~そして引退
帰国後、遠征帰り初戦となる帝王賞は4着(コパノリッキー:1着)、続く南部杯は3着(コパノリッキー:1着)、JBCクラシック:2着(コパノリッキー:5着)、続くチャンピオンズカップに向けた調教後に左前肢の跛行が見られたため、出走を断念し現役を引退しました。
JRAが提供する名馬の肖像では、ホッコータルマエの生きざまが的確に語られています。
旅路
鉱脈があると知れば
足を運んで掘り起こした
けれど本当に誇らしいのは
手に入れた無数の宝ではなく
この長い旅そのものだ。遠回りを厭わず
泥の道にも挫けず
たとえ徒労に終わろうと
それもまた経験に変えて
僕は強くなっていった。~名馬の肖像 2019年チャンピオンズカップより~
いかがでしたでしょうか?3歳夏のレパードSで重賞初制覇を挙げてから、最後のレースとなったJBCクラシックまで、長きに渡ってダート界のトップであり続け、当時のGI最多勝を獲得し国内での地位を築きながらも、海外へ挑戦し続けたチャレンジャースピリットを持った馬でした。
同時代にコパノリッキー・エスポワールシチー・ワンダーアキュートなど、強大なライバルが多く、ダート界が非常に盛り上がった時代でもあります。
特にウマ娘でよくからみのあるコパノリッキーとは5勝5敗。ホッコータルマエ引退の翌年にコパノリッキーはGI/JpnIを3勝し、ホッコータルマエのGI/JpnI10勝を塗り替える11勝を達成するなど、対戦でも実績でもまさにライバルといえる関係でした。
その他のウマ娘との関係
同期にゴールドシップがいるほか、ホッコータルマエの調教師である西浦勝一調教師はカワカミプリンセスも管理しており、ストーリー上で絡みがありそうです。また、西浦師は騎手時代にヤエノムテキやイクノディクタスに騎乗しており、こちらも絡みがあっても不思議ではありません。